発明を生む 実践セミナー

成果は能力でも経験でもなく、枠にはまらない柔軟な発想で決まる! 創造・発想力を向上させ、創造的アイデア・商品を生み出すことを目的とした実践研修です。

研修日数2日間
適正人数10~15名(最大20名)
おすすめの対象者創造力開花世代(25~40歳)の技術者・開発者・研究者

プログラム例はこちら

インターネットなどの普及により情報化・国際化が進むとともに、多くの新興国の台頭により、業界や業種を問わず企業間競争がますます激しくなってきております。このような状況の中、どの企業にも創造や発明の重要性が高まっており、他社にないオリジナルの技術(製品、装置、システム)を生み出すことが求められております。こうしたことから、創造や発明をになう技術者・開発者・研究者に対する期待は以前にも増して高まっていると言えるでしょう。
こういった期待に応えるにはどうすればよいのか? それには、創造・発明の基本、および アイデア発想の実践技法を身につけることが必要です。
当セミナーでは、発明を生むために必ず身につけるべき基本事項およびアイデア発想の実践技法を習得し、実務で創造的成果を上げる(発明を生み出す)ことを目的としております。さらには、仕事で抱える問題・課題に実際にトライし、実務で創造的成果を上げる(新技術等を生み出す)ことを目指します。
特に、活躍が期待されている創造力開花世代(2540歳)の技術者・開発者・研究者には、ぜひ、受講していただきたい研修です。

新たな価値の提供をするために

時代はますますスピード化が進んでおります。次々と新しいサービスが生まれ、市場では新商品があふれています。新たな価値の創造は新規事業への参入を可能にし、今や企業経営は「価値創造」の時代と言えるでしょう。 このような時代の流れに乗るために必要になってくるのが、全社員に対して、開発意識や改善意識を持たせるための教育ではないでしょうか。きっと、社員の多くは、会社に貢献したい気持ちを十分に持っているはずです。

創造力を引き出す研修

「あの人は創造力がないから」と聞くことがあります。本当にそうでしょうか? “創造力がない”のではなく“創造の仕方を知らない”と言ったほうが正しいような気がします。誰でも“創造する力”は持っています。要はその能力を使っているか、使っていないかの違いです。人は期待され、その気になれば、想像を超えるような力を発揮するものなのです。要するに、 企業の明日を拓くいいアイデアや改革案は他でもなく、社員の頭の中に眠っているということです。
「発明を生む 実践セミナー」は、これまで、数多くの人材の創造力の開発に成功してきました。“人材育成”というより “人材発掘”と言った方が正しいのでは? と思わせる、言わば究極の講座です。
創意工夫、優れたアイデアが出せる人こそ、未来を切り開いてくれる、必要不可欠な人材なのではないでしょうか。

担当講師の著書より

いいアイデアは、悩んだり、考え込んだりすれば出るものではありません。「出やすい道筋」に沿って考えた時に、初めて儲けを生み出す「質のいいがアイデアが出てくる」ものです。たとえば、自動販売機にコインを入れば、必ず希望の商品が出てくるように「システムさえ作っておけば、いつでも一定以上の質のいいアイデアを頭の中から取り出すことができる」のです。  

前に進む発想 ―3つのポイント

① トライする
テーマ(問題、課題、目標)を「難しい」「ムリだ」と放置せず、トライする(テーマに取り組む)。つまり、前に向かって進む。これが最も重要です。
ある営業マンは、「売上を増やすのは難しい」と諦めていました。それが、トライすることで過去最高の売上を達成しました。また、ある技術者は、「これ以上のコストダウンムリだ」と放置していました。それが、トライすることで年に2,300万円のコストダウンを達成しました。
このように、年に1,000万円以上の成果を上げた事例が数多くあります。トライするポイントは、テーマを提起する(書き出す)ことです。

② テーマを明確に設定する
目標(目指す所)をハッキリ定めることで前に進むことができます。次のように明確に(的確かつ具体的に)設定します。すると的が絞られ考えやすくなります。
・「顧客を増やす」→「30代の女性客を50人増やす(期限○月○日)」
・「書類作成の効率化」→「月例報告書の作成時間を3分の1にする」

③ 柔軟に発想を広げる
誰でも簡単に使えるT発想法を用い、柔軟に発想を広げアイデアを出します。ヒント(状況・声)を書くことでイメージが広がりスムースにアイデアが出てくるのです。これまで多くの受講者が試みましたが、アイデアが出なかった人は一人もいません。

本講座実施の成功例

☆ 年間2,700万円のコストダウンに成功(大手メーカーの技術者)

☆ 年間1,000万円の経費節減(大手メーカーの技術者)

☆ 新しいビジネスを企画・開発し、5年で売上40億円を達成したケースも。

プログラム(一例) 2日間研修

時間 概要
1日目(午前)

1.創造力・発想力向上のポイント

(1)仕事の成果は創造力・発想力で決まる

(2)スパーク発想法 ~視点を変えヒントを書いてアイデアを出す~

(3)成果を生むプロセス 「目標 → ヒント → アイデア → アクション → 成果」

(4)創造力・発想力を全開し、優れたアイデア・商品を生み出すポイント


2.創造・発明の基本

(1)だれでも発明できる
 ● 現状にとどまらず、前に向かって進もう!

 ● こうやればアイデア・発明が生まれる
 ● わたしの開発・発明体験

(2)常識なんかポイと捨てる
 ● 思い込み・固定観念から抜け出せ

 ● 逆想や型破り発想をする
 ● 専門バカ・デジタルバカになるな
 ● 発想の壁にぶつかったら休離する

(3)発明に欠かせないこと
 ● 創造・発明に欠かせない好奇心

 ●「変だ」と思ったら目をとめる
 ● 制約を逆手にとる・失敗を活かす

1日目(午後)

3.アイデア発想の基本実習

実習を主体に、アイデア・成果を生む基本プロセスを習得します

(1)テーマの提起・目標の設定
 ● テーマの提起 テーマ(問題・課題)を取り上げる

 ● 目標の設定 目標をはっきり(的確かつ具体的に)設定する

(2)アイデア発想(スパーク発想法) ~創造的アイデアを生み出すスパーク法を用いてアイデアを出す~
 <基本視点> ①状況視点 ②ヒト視点

 <広角視点> ③理想視点 ④変換視点 ⑤客観視点

(3)アイデアの具体化
 ● ベストのアイデア選び、独創的で価値の高い実行案に育てる

 ● アイデアのまとめ方と説得力のある企画・提案書の書き方 

2日目(午前)

4.発明を生む実践技法

テーマの提起からプレゼンテーションまでのプロセスを、実務のテーマで実習します。
実際にアイデアを出し、成果(発明)に結実させます。

(1)目標を立てる
 ● 創造・発明のプロセス

 ● 誰のために何を発明・開発するか
 ● お客さまが何を求めているかを知る法
 ● 実務のテーマ(問題・課題)を提起する。書き出す
 ● 目標として明確に(的確かつ具体的に)設定する

(2)アイデアを出す
 ● スパーク法を用い視点を変えヒントを書き多様なアイデアを出す

 ● 講師が一人ひとりフォローする。自分ではなかなか気づきにくい
 ● マンネリ化した考え方や偏った発想のクセを知ることができる

2日目(午後)

3)アイデアを具体化する
 
● ベストのアイデアを選び、独創的で価値の高い実行案に育てる
 ● アイデアをまとめ説得力のある企画・提案書を書く
 ● 効果的なプレゼンテーションおよび質疑応答・講師の講評
  ・質疑応答をすることで、アイデアを深めることができる

  ・他の受講者の発表を聞くことで、視野を広げることができる
 ●
新商品・新製品開発のポイント
 ● 特許出願ノルマを達成する具体的方法

※ ご希望があれば、1日コースでも実践トレーニング(実務への応用)を取り入れます。

研修担当者の皆様へ

「どのような研修を企画すれば、自分たちの組織のためになるのか」
「どのような研修を実施すれば、受講者が満足するのか」
研修担当の皆様は、日々、このようなお悩みを抱えていることと存じます。
私どもが目指すのは、受講者はもちろんのこと、ご担当者にも満足していただける研修です。
「総合教育に頼んでよかった」
そう言っていただけるよう、ご担当の方と協力しながら取り組んでいきたいと考えております。