クレーム対応研修

本来のCSマインドのあり方と、クレーム応対のポイントを学ぶとともに、クレームに負けないセルフコントロールも身に付けます。

研修日数1~2日間
適正人数20~30名

※ 研修日数や受講者数はご相談に応じます。

プログラム例はこちら

クレームは、いつどこで発生するのかわかりません。クレーム担当者個々の対応はもちろんですが、組織としての対応もお客様からは評価の対象となります。組織内の業務分担の関係で、お客様の担当を途中で変わる場合もあるでしょう。その際、最初の担当者の対応が良くても、後を引き継いだ人(部署)の対応にギャップがあるとクレームの原因になることがよくあります。
当研修では、クレームを起こさないための対応はもちろん、関連部署への依頼のしかた、上長へのクレーム報告のしかた、スムーズなエスカレーションのしかたについても習得することで、クレームに強い職場体質を目指します。

クレーム一時応対の重要性

クレームは、起こさないことが理想です。ただ、クレームを完全に防ぐということは、そう簡単にはいかないものです。どのような組織でも、クレームは、必ず存在します。 問題なのは、クレームが起きてから、どのように応対したかということです。 例えば、「クレームを言うぞ!」とイライラした態度で来店してきたお客様がいるとします。 そのお客様に対し、話しを丁寧に聴き、誠実に謝罪し、誠実に対応することにより、 好感を持っていただければ、お客様の心は、かなり落ち着く可能性があります。 そして、「クレームを言ってやる!」という攻撃的な強い気持ちから、「あなたが悪いわけじゃなんだけど、ちょっとお願いがあるのよ」というように、クレームが、お願いに変わる可能性だって、十分にあるのです。 と同時に、その応対次第では、お客様の怒りは何倍にも膨れ上がり、一次応対では済まされなくなる可能性もあります。 そう、ここでどのように応対するのかが、今後の運命の分かれ道なんです。

クレームは未然に防ぐことができる

クレーム応対は、職場経験が長いから、上手に対応できるというわけではありません。 大クレーム時代の今、職場全員が、いつお客様からクレームを受けても正しい対応ができるように、しっかりと、初期対応の知識を学んでいること。それが今後の組織の危機管理として非常に重要です。 また、本研修は、日頃の接遇が、クレームを生む原因になっていないか、しっかりと再確認していただき、未然に防げるクレームは防いでいただくよう、ご指導いたします。 SNSの普及により、情報はすぐに、世の中に広まり、組織のイメージが定着する時代です。 クレームは、起こしたことで非難されるのではなく、起こしてしまった結果に対して、どのように対処したかで世間から、賞賛されたり非難されたりするのです。

プログラム (一例) 1日研修

時間 概要
9:00~17:00

1.クレーム応対力を高めるポイント
  ・ 組織、部署の責任とコミュニケーターとしての自覚
  ・ CS (利用者満足) 意識とクレームの捉え方、考え方
  ・ クレーム応対5W2H 顧客心理を踏まえた対応
  ・ 誤っていいクレームと折衝すべきクレーム(クレーム分類)

 
2.クレーム応対の実践(1) ~クレームの流れと対応のステップ~

  ステップ①  お客様との信頼関係を作る
  ・3年で3割辞める現実の背景にあるもの
  ・ 新人が定着する企業に学ぶこと

  ステップ②  クレームニーズの把握
  ・ ニーズ把握と共感姿勢、感情の浄化
  ・ 問題解決のための事実の確認整理と情報提供

  ステップ③ 具体的解決策の提示
  ・ 協力依頼や解決策提示のしかた
  ・ 謝罪 ─ 依頼 ─ 感謝の会話プロセス

 
3.クレーム応対の実践(2) ~研究事例~
  ・ 事例検討 ~ロールプレイによる意見交換

 
4.スムーズなエスカレーションでお客様の信頼を得る
  ・ 取次ぎ先を動かす依頼の仕方
  ・ バトンタッチ時の対応と引き継ぎ者への伝え方
  ・ 正確で的確な指示を仰げる「報告の仕方」

 
5.本日のまとめと質疑応答

研修担当者の皆様へ

「どのような研修を企画すれば、自分たちの組織のためになるのか」
「どのような研修を実施すれば、受講者が満足するのか」
研修担当の皆様は、日々、このようなお悩みを抱えていることと存じます。
私どもが目指すのは、受講者はもちろんのこと、ご担当者にも満足していただける研修です。
「総合教育に頼んでよかった」
そう言っていただけるよう、ご担当の方と協力しながら取り組んでいきたいと考えております。