アサーティブ・コミュニケーション研修

言いたいことを我慢するのではなく、お互いを尊重しながら、率直に自己表現できる良好な関係を築くことを目指すための研修です。

研修日数1日間
適正人数20~30名

※ 研修日数や受講者数はご相談に応じます。

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アサーティブ・コミュニケーション(適切な自己表現)は、自分の意見を押し通すことではありません。相手を尊重しながらも、自分の意見を誠実・率直・対等に表現することです。1950年代のアメリカから始まり、現在では日本においても様々な分野で広く取り入れられています。
職場内外でコミュニケーションを図る際にも、また、管理監督者として職場やチームを活性化しながらマネジメントしていく際にも、役に立つ研修です。ぜひ、これまでのコミュニケーションスタイルを振り返り、今後につなげるキッカケをつかんでください!

アサーティブ・コミュニケーションとは

「アサーティブ・コミュニケーション」とは、“ 適切な自己表現 ”のことです。「伝えたいこと・伝えるべきこと」を効果的・適切に伝えるには、対等かつ誠実に相手を認めながらも自分を見失わないことが非常に大切です。「相手と異なる意見を伝える」「何かを頼む」「注意する」「断る」などのデリケートな行為は、つい避けてしまいたくなります。しかし「気付くのが普通だろう」「言わなくても分かるだろう」「面倒だ」「自分には無理」といった思いは自分勝手なだけでなく、問題の解決や円滑な人間関係を遠ざけてしまいます。

問題の解決や円滑な人間関係は、相手を責める・自分が我慢する・遠まわしに操作することでは始まりません。自分が必要だと思うことについて、はっきりと自分の意志を相手に伝えることが第一歩です。結果がいつも思い通りいくとは限りませんが、『努力』を怠らないことが『責任』を全うすることに繋がるのです。

研修のねらい

以下の内容について、受講者同士の相互交流を大切にした体験型演習を中心に進めてまいります。これまでの自分を振り返りながら、今後の課題や目標を明確にしていきます。

1.対人コミュニケーションの基礎知識や基本テクニックを確認します。
2.組織におけるチームワークのコツを確認します。
3.アサーティブ・コミュニケーションの考え方やテクニックを具体的に学びます。

≪期待できる研修効果≫
○ 職場内外における円滑な人間関係構築の意識を高めます!
○ 職場のマネジメントに有効なコミュニケーション能力を高めます!
○ 職場内外の人間関係を構築・維持・発展させるために有効なコミュニケーション能力を高めます!

プログラム (一例) 1日研修

時間 概要
午前

◆ はじめに(雰囲気づくりの導入ワーク)

 
1.対人コミュニケーションの基礎知識 〔講義中心〕
  ・ コミュニケーションとは(定義・目的・基本モデルと重要性)
  ・ 大人としての「自律」とは
  ・ 対人関係に対する基本的な心構え

 
2.アサーティブ・コミュニケーションの前提 〔講義、ミニワーク〕
  ・管理監督者に求められるカウンセリングマインドの重要性
  ・管理監督者が身に付けたいコミュニケーションの基本スキル(傾聴・質問)

 
【演習】基本スキルの練習 : グループでの事例研究

職場内での会話のやり取りを取り上げた架空の設定で、管理監督者としての基本的な態度を確認します。

 ※ 事例内容については事前に相談・調整させていただきます。

 
3.チームワークのコツ 〔講義中心〕
  ・ チームとグループの違い
  ・ チームの主な2タイプ(ピラミッド型 、ネットワーク型)
  ・ チームを活性化するコツ 

午後

4.アサーティブ・コミュニケーションのコツ 〔講義、ミニワーク〕
・ アサーティブ・コミュニケーションとは
・ コミュニケーションのタイプ例
・ アサーティブなメッセージを伝えるために大切な心構え
・ YouメッセージをIメッセージに変える方法
・ アサーティブな伝え方の手順とポイント
・ 表現のヒント(おさえておきたい言葉、様々な場面の対応例)  

 
【演習】アサーティブ・コミュニケーションの練習① : グループでの事例研究

デリケートになりやすい場面を取り上げた架空の設定で、管理監督者としてのアサーティブ・コミュニケーションを確認します。

 ※ 事例内容については事前に相談・調整させていただきます。

 
【演習】アサーティブ・コミュニケーションの練習② : ロールプレイング

デリケートになりやすい場面でのアサーティブ・コミュニケーションを架空の設定で実践的に練習し、グループメンバー同士で相互コメントを行います。

 ※ コメントしやすいように、チェックリストをご用意いたします。  
 ※ 設定内容については事前に相談・調整させていただきます。

 
◆ おわりに(振り返りとまとめ)

研修担当者の皆様へ

「どのような研修を企画すれば、自分たちの組織のためになるのか」
「どのような研修を実施すれば、受講者が満足するのか」
研修担当の皆様は、日々、このようなお悩みを抱えていることと存じます。
私どもが目指すのは、受講者はもちろんのこと、ご担当者にも満足していただける研修です。
「総合教育に頼んでよかった」
そう言っていただけるよう、ご担当の方と協力しながら取り組んでいきたいと考えております。